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2014年6月10日 (火)

鎌田劇場へようこそ!(168)

劇団唐組「桃太郎の母」
21年前の作品である。
桃太郎の母はどんな人だったのか、という唐十郎の勝手な空想から芝居ははじまっていく。
母親という存在につきまとうイメージを、唐流に飛躍させ、ときには笑いで、ときにはぐっと迫るようなセリフで、
新たな異空間を展開する。
唐十郎の作品は本当におもしろい。

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2年前、脳挫傷で倒れたが、ついに復活。
花園神社での千秋楽、唐は衣装を着て、化粧をし、客席のいちばん後ろに座っていた。
その存在感は、テントのなかに緊張を生む。
最後に舞台に上がると、観客は大騒ぎ。
一曲、歌い、大歓声を浴びた。
写真は、芝居が終わった後、唐さんの楽屋を訪ねたときのもの。

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