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2014年6月27日 (金)

梅雨に多い感染症

レジオネラ感染症で66歳の男性が死亡した。
60~80代の男性も感染した。
9年ほど前も、レジオネラ菌による肺炎で何人もの方が亡くなり、大騒ぎになった。
レジオネラ菌は、アメーバなどの原生動物に寄生し、20~50度で増殖する。
おふろのお湯でも増殖する。
この菌を含んだ湯が、湯気や霧状になり、人が吸い込んで肺に取り込まれたときに感染する。

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レジオネラ感染は、日本では高温多湿の梅雨や秋に多い。
入浴施設などでは、循環ろ過装置などの清掃は注意しなければならない。
塩素消毒に弱いので、塩素消毒を徹底することが大事だ。
レジオネラ症が起きても、肺炎にならなければ数日で治る場合がある。
症状は発熱、寒気、筋肉痛など。
肺炎になると急激に悪化し、死亡することがある。
レジオネラ菌はエリスロマイシンやリファンピシン、ニューキノロンなどの抗菌薬が効く。
疑いがあるときには、すぐに受診しよう。

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