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2014年6月30日 (月)

緊迫のイラク③

イラク第二の都市モスルが制圧され、約50万人が国内避難民になった。
そのうち10万人がクルド自治区のアルビルに逃れてきているが、クルド自治政府は、シリア難民を抱えながらの、モスルからの難民をサポートするには力が足りないと宣言したという。
北イラクのアルビルにあるJIM-NETの事務所の榎本さんからは、
ナナカリ病院に支援してきたが、避難民が医療機関にアクセスできるようにさらなる支援が必要だ、と提案があった。
モスルから逃れてきている小児がんの子どもたちがいることもわかり、「何としても守りたい」と訴える。
医薬品や医療器材が追加で必要になってきたという。
さらに、病気をもって避難民となった人たちの医療シェルターが必要とも言う。
現場を見ているスタッフからの、必死の叫びである。

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モスルから来た小児がんのファーティマちゃんは、眼窩腫瘍のため左眼の摘出手術を受けた。
その後、十分なケアを受けられず、ボーダーを超えてナナカリ病院にやってきた。
術後の感染症のリスクも高い。
今後、術後のケアと、化学療法を行っていく予定。
お母さんは、身ひとつでファーティマちゃんを抱いて逃げてきたため、何も持っていない。
携帯電話すら置いてきたという。
泣きじゃくるファーティマちゃんを、あやすことしかできなかったという。
北イラクで起きている、この悲しい現実を知ってほしい。
                       ◇
JIM-NETではイラクの子どもの医療支援や、シリア難民支援をしています。
ぜひ、ご支援をお願いします。
詳しくは、JIM-NETのHP

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