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2014年6月19日 (木)

緊迫のイラク②

イラクの混乱が続いている。
ISISという過激派は、スンニ派の組織である。
油田を自分たちの資金源にし、勢力拡大しながら、国境を越えて、イラク、イラン、シリアと勢力を拡大したいらしい。
現在のマリキ政権はシーア派が握っている。
シーア派は優遇され、蓄財していることに対して、不満がどうにもおさまらなくなっている。
かつて、スンニ派とシーア派は共生できていた。
宗派を超えて結婚することも稀ではなかったはずなのに。
さらに、北イラクでは、マリキ政権と対立してきたクルド人が強い。
これらスンニとシーア、クルドが北イラクにある油田の利権をめぐって、三つ巴の血なまぐさい戦を繰り広げている。

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イラクは、石油埋蔵量世界2位、産出量世界8位といわれている。
特に、イラクが親日的であることもあって、日本とイラクは大事なパートナーだ。
この国が平和で安定していることは、日本にとっても大事なことだ。
マリキ政権がもっとおとなになって、クルドやスンニ派を大事にするなど、治安の安定を図る必要がある。
そして、断固としてテロリストを入れないことである。

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