緊迫のイラク⑤
北イラクの混乱が始まってから、ぼくたちはリカア先生のことが気になっていた。
というのも、リカア先生は北イラクのカルクーシュにおり、お母さんや弟さん夫婦も住んでいる。
リカア先生からのメールによると、その日は48時間停電が続いていたとか。
病院もほぼマヒ状態。
自宅にいる患者とも連絡がとれない。
セキュリティーはひどい状態で、誘拐が頻発している、というかなり混乱した様子だ。
そんななかで、真っ先に苦境に陥るのは病人や子どもなど。
慢性骨髄性白血病の薬であるタシグナがなくなり、まったく手に入らなくなって困っていると、リカア先生は訴えていた。
ぼくたちも、この薬を北イラクへ送ることを考えているが、カルクーシュはISISに制圧され、大変な事態になってしまった。
まずは、リカア先生とご家族をどうやって助けたらいいのか。
現地のスタッフも、日本のスタッフも心配していたが、
先日、JIM-NET事務局のあるアルビルまで無事に避難することができた。
しばらく、この事務所で生活してもらうことになる。
まずは生き延びること。とにかく命が大事だ。
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