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2014年7月13日 (日)

泣きながら抵抗を始めよう

7/10の毎日新聞に、なかにし礼さんの詩が掲載された。
とてもいい詩である。
若者を戦場へ送っていけないという、ゆずれない強い思いが伝わってくる。
この国はおかしい方向へ向かっているのではないか。
どんなことがあっても、戦争に巻き込まれたりしない国にしたい。
69年間、戦争をしなかった国。
これをどう続けるか。
いまぼくたちの国は土俵際に立っている。

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なかにし礼さんの詩の一部を紹介しよう。
平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう

二〇一四年七月一日火曜日
集団的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たった一つの宝物
平和憲法は粉砕された
(中略)
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
しかし君に戦う理由などあるのか
国のため? 大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争にむいてないからだ
(中略)
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!

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