泣きながら抵抗を始めよう
7/10の毎日新聞に、なかにし礼さんの詩が掲載された。
とてもいい詩である。
若者を戦場へ送っていけないという、ゆずれない強い思いが伝わってくる。
この国はおかしい方向へ向かっているのではないか。
どんなことがあっても、戦争に巻き込まれたりしない国にしたい。
69年間、戦争をしなかった国。
これをどう続けるか。
いまぼくたちの国は土俵際に立っている。
なかにし礼さんの詩の一部を紹介しよう。
平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう二〇一四年七月一日火曜日集団的自衛権が閣議決定されたこの日 日本の誇るべきたった一つの宝物平和憲法は粉砕された(中略)そしてまたあの醜悪と愚劣 残酷と恐怖の戦争が始まるだろうああ、若き友たちよ!巨大な歯車がひとたびぐらっと回りはじめたら最後君もその中に巻き込まれるいやがおうでも巻き込まれるしかし君に戦う理由などあるのか国のため? 大義のため?そんなもののために君は銃で人を狙えるのか君は銃剣で人を刺せるのか君は人々の上に爆弾を落とせるのか若き友たちよ!君は戦場に行ってはならないなぜなら君は戦争にむいてないからだ(中略)もっともか弱きものとして産声をあげる赤児のように泣きながら抵抗を始めよう泣きながら抵抗をしつづけるのだ泣くことを一生やめてはならない平和のために!
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