緊迫のイラク④
アルビルのJIM-NET事務所では急激に広がっているシリア難民の救援と、
モスルからの国内避難民のサポートにてんてこ舞いである。
モスルからアルビルに逃げてきた6歳のナダーちゃんは、1か月前から体調が悪化していた。
まともな治療を受けていない。
モスルとアルビルの間のボーダーでは、
10万人を超える国内避難民が足止めをくっている。
ナダーちゃんは、診断書があったためにボーダーを超えることができ、ナナカリ病院で白血病と診断され、治療をスタートすることができた。
少しだけほっとしたものの、お母さんは、モスル郊外の村に残してきた夫と6人の子どものことが不安でならない。
これから白血病の化学療法を開始するという。
福島の赤ベコをプレゼントしたら、牛の首をゆすって、笑顔を見せた。
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