緊迫のイラク④
アルビルのJIM-NET事務所では急激に広がっているシリア難民の救援と、
モスルからの国内避難民のサポートにてんてこ舞いである。
モスルからアルビルに逃げてきた6歳のナダーちゃんは、1か月前から体調が悪化していた。
まともな治療を受けていない。
モスルとアルビルの間のボーダーでは、
10万人を超える国内避難民が足止めをくっている。
ナダーちゃんは、診断書があったためにボーダーを超えることができ、ナナカリ病院で白血病と診断され、治療をスタートすることができた。
少しだけほっとしたものの、お母さんは、モスル郊外の村に残してきた夫と6人の子どものことが不安でならない。
これから白血病の化学療法を開始するという。
福島の赤ベコをプレゼントしたら、牛の首をゆすって、笑顔を見せた。
◇
JIM-NETではイラクの子どもの医療支援や、シリア難民支援をしています。
ぜひ、ご支援をお願いします。
ご寄付・問い合わせはこちらから
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 世界はどこへ行くのか(29)(2025.02.15)
- 世界はどこへ行くのか(28)(2025.02.14)
- 世界はどこへ行くのか(27)(2025.02.13)
- 世界はどこへ行くのか(26)(2025.02.06)
- 世界はどこへ行くのか(25)(2025.02.05)