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2014年7月 1日 (火)

緊迫のイラク④

アルビルのJIM-NET事務所では急激に広がっているシリア難民の救援と、
モスルからの国内避難民のサポートにてんてこ舞いである。
モスルからアルビルに逃げてきた6歳のナダーちゃんは、1か月前から体調が悪化していた。
まともな治療を受けていない。
モスルとアルビルの間のボーダーでは、
10万人を超える国内避難民が足止めをくっている。
ナダーちゃんは、診断書があったためにボーダーを超えることができ、ナナカリ病院で白血病と診断され、治療をスタートすることができた。
少しだけほっとしたものの、お母さんは、モスル郊外の村に残してきた夫と6人の子どものことが不安でならない。

Photo

現地の田村看護師からの報告では、当初、かなりぐったりしていたナダーちゃんだが、少し元気が出てきたようだ。
これから白血病の化学療法を開始するという。
福島の赤ベコをプレゼントしたら、牛の首をゆすって、笑顔を見せた。
                     ◇
JIM-NETではイラクの子どもの医療支援や、シリア難民支援をしています。
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