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2014年7月 5日 (土)

緊迫のイラク⑦

イラク北部3県からなるクルド自治政府が独自に原油輸出を始めた。
これは、イラクの崩壊の第一歩になる可能性がある。
ISISによる混乱の機に乗じて、クルドが独立しようとすると、
イラクは内戦状態になる可能性が高くなる。

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現政府は、北部にある油田が命綱である。
クルド自治政府は、自治を認められていないキルクーク油田に軍を進駐させ、
自治区外の石油利権も手中に収めようとしている。
これはかなり厄介なことである。
イラクが一つの国に治まるかどうか、重要な土俵際に来ていると思う。
                        ◇
  
アルビルのJIM-NET事務所はてんてこ舞いだ。
看護師の田村さんが応援に入ってくれていたが、交代で、JCFの理事である看護師の国井さんが応援に入る。
JIM-NETからは澤田さんが北イラクへ向かい、ジャーナリストの村田さんが取材や支援のためにアルビルに入ってくれている。
シリア難民の支援に加え、今回、北イラクから避難してきた人々の支援をしているJIM-NETに、
ぜひ、ご支援をお願いします。

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