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2014年7月17日 (木)

エボラ出血熱流行

西アフリカでエボラ出血熱が流行している。
実は、今年の夏はモロッコに行った後、シオラレオネに行く予定だった。
シオラレオネは世界の最貧国で、平均寿命が最も短い国といわれている。
長寿国日本と何が違うのか、自分の目で見てみたいと思ていた。
しかし、ギニアで3月から流行したエボラ出血熱は西アフリカに拡大。
今回の渡航は断念した。
WHOによると、感染が疑われる人は888人、このうち539人が死亡したという。

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エボラ出血熱は、2~21日の潜伏期があり、感染に気づかないまま移動し、感染を広げている可能性がある。
症状は40度近い発熱、激しい下痢、嘔吐、全身倦怠、筋肉痛などが起こり、進行すると口腔、結膜、皮膚、消化管など、全身で出血する。
血液が凝固ができなくなり出血が止まらず、多臓器不全を起こす。
ウイルスの致死率は高い。
ジビエなどからも感染するという。
予防のためのワクチンはない。
当初の計画では、シオラレオネの後、ピースボートに乗船する予定だった。
西アフリカからピースボートに乗り、洋上で講演して、スペインから飛行機で帰ってくる予定だった。
しかし、万が一、感染し、ほかの人に迷惑をかけてはいない。
今回のシオラレオネ行きは断念し、ピースボート乗船は日程を変更しなおしている。

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