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2014年7月23日 (水)

死の商人

国家安全保障会議(日本版NSC)で、ミサイルの部品をアメリカに輸出することが決まった。
この部品は、迎撃ミサイル・パトリオット2の部品になり、イスラエルやカタールに売られていくらしい。
完成品の販売先は、アメリカの責任という。
とんでもないことだ。
日本の部品がアメリカ経由でイスラエルでの戦闘に使用される可能性がある。
ガザ地区の市民たちを殺す武器になってもよいのだろうか。

Dsc_0758 2010年に訪れたガザ地区

戦後、日本は「武器輸出三原則」により、武器を売らない方針を貫いてきた。
が、この4月に゛防衛装備移転三原則」が導入され、はじめて武器の部品が輸出される。
有り余った兵器は、世界中に戦争の火種を作っている。
ときには、その兵器を売らんがために、リーダーをそそのかし、戦争に持ち込む。
膨大な利益が、武器産業に転がり込むのである。
日本は、そのお先棒を担ぐことになる。
今の政府は、この国をいったいどんな国にしようとしているのだろうか。

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