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2014年8月23日 (土)

知識、衛生、栄養

本来なら今頃、シエラレオネへ行く予定だった。
世界の最貧国で、寿命最短国である。
ダイアモンドが出たために、それを奪い合う争いで国が疲弊した。
そこへ、今回のエボラ出血熱の感染が拡大した。
現在、シエラレオネだけで約400人の死者が出ている。

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もともと貧しいために、栄養状態が悪く、体力、抵抗力がない。
医療体制も貧弱だが、医療関係者160人が感染し、80人亡くなり、さらに医療現場は困窮している。
スラム街の閉鎖病棟が壊され、マットレスやベッドなどが持ち去られた。
エボラ出血熱という病気がどんなものか、どうやって感染するのか、正しい知識を啓蒙していくことが求められる。
エボラ出血熱は、今回ほどではないが、過去にも流行している。
今回の流行を抑え込むには、有効な治療薬がない以上、3つのことが重要だ。
病気に対する基本的な「知識」と、「衛生」状態や「栄養」状態の改善。
これを速やかに徹底して、病気への抵抗力を上げることが大切だ。

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