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2014年9月24日 (水)

カマタの怒り3

~不透明な、償いの方法

原子力損害賠償紛争解決センターで、あきれた文書が見つかった。
避難中に死亡した人に対して、原発事故の影響の度合いを「一律5割」とするという内容の文書である。
今まで文書はないといいながら、文書が見つかったのである。
同センターは、原発事故の賠償問題を裁判外で解決する国の手続き(原発ADR)の実務を担っている。
いかにも被災者の身になって、裁判するのは大変だろうから、裁判ではなく話し合いで解決できるようにしてあげるというような雰囲気にしておいて、
実は裏では、勝手に「一律5割」と決め込んでいたようだ。
一律5割となると、遺族や死亡理由を書いた医師の意見は尊重されない。
とんでもないことである。
これでは話し合いもクソもない。

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原発事故は、多くの人たちの人生を突然変えた。
不条理である。
その結果、亡くなった人に支払う額をできるだけ抑えようというマニュアルがあったということだ。
こんなことが許されるのだろうか。
原発ADRに関係する文書はすべて開示すべきである。
透明性のある仕組みにしなければ、弱い人たちを守ることはできない。

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