暴力には愛を
日本人学生が過激派集団「イスラム国」に参加を計画していたことが明るみになった。
もしかしたら、シリアなどに入り、「イスラム国」に加わっている日本人がいる可能性がある。
とんでもないことだ。
すでに欧米など80か国から1万5000人以上が渡り、戦闘員となっているという。
仕事がない、生きる意味が見えないという人たちにとって「ジハード」(聖戦)というのは、わかりやすく、目標にしやすいのだろう。
参加を希望する女性も多いという。
だが、実際には「イスラム国」に入って、人身売買の対象にされたり、兵士たちの結婚相手にさせれるなど、
ジハードとは違い、人権を無視した扱いを受けているようだ。
世界中に広がっていく「イスラム国」の魔の手。
これを食い止めるのは、愛の力だと思う。
今、JIM-NETでは北ヨルダンや北イラクで「希望の足プロジェクト」を、
JCFでは、モスル等北イラクで避難を余儀なくしている人たちの生活を守る活動をしている。
そうした被害を受けている若者や子どもたちに手を差し伸べることが大事だ。
暴力に対抗するには暴力ではなく、弱い人や傷ついている人へ、徹底的に愛の手を差し伸べることが必要だと思う。
そうしなければ、その人たちは「イスラム国」に付け入られ、テロリストにしたてあげられていく。
これは世界の脅威になる可能性がある。
いまこそ、人間がもっている愛の姿を目にもの見せなければならない。
「1%の力」(河出書房新社)の6刷が決まった。
これも印税を寄付しようと思っている。
暴力に対抗する愛として、JIM-NETやJCFの活動の応援をよろしくお願いします。
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