« お知らせ | トップページ | 原発事故570 »

2014年11月 6日 (木)

薄情な政治

労働者の実質賃金が14か月連続でダウンしている。
安倍政権がいちばんを力を入れてきたことは、株価の維持である。
株価を維持し、一部の人たちを儲けさせ、いかにも景気がいいように見せかけてきた。

1410146___1

しかし、このところ安倍政権の経済成長戦略に新しい発想がまったくないことに驚かされる。
年金はカットし、75歳以上の後期高齢者医療の保険料はアップを考えている。
10年後には、団塊の世代が要介護者になりはじめるが、
介護職員を現在の150万人から250万人に増やす必要があるといわれている。
だが、介護職員の給料は月平均21万円、薬剤師23万円、看護師32万円という現状のままでは、どうにもならない。
すべての労働者の月平均33万円と比べると、介護職の給料はべらぼうに安いのだ。
これでは、離職者が増えるのも無理はない。
政治は、高齢者にも容赦ない。
年金が受給額が低い人に関しては、制度間調整をして、医療や介護の保険料の低減化や、1割負担の救済措置などが必要である。
もう少しあたたかい政治を行ってもらいたいものだ。

|

« お知らせ | トップページ | 原発事故570 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事