鎌田劇場へようこそ!(189)
「KANO 1931海の向こうの甲子園」
台湾映画。
1931年、日本統治時代の台湾から甲子園に出場した野球チームの実話である。
嘉義農林学校野球部、KANOは、台湾で一度も勝ったことがない弱小チーム。
そこへ、日本人の監督がやってきて、現地の高砂族、漢族、日本人という3つの民族の強みを生かし、
チームワークをつくっていく。
チームは、奇跡のように勝ち進み、ついに甲子園に出場する。
めちゃくちゃ面白い。
ただし、長い。3時間超。
野球が好きな人にはたまらないだろう。
試合の取り方がものすごくダイナミックなのだ。
野武士のような青年たちの面構えやスピリット、グローブ捌きが実にかっこいい。
日本人が忘れかけている大切なものを思い出させてくれる映画だ。
日本統治時代という難しい時代の話を、台湾の人が映画にし、大ヒットとなった。
日本に対する批判的なにおいはほとんどない。
当時の台湾で、ダムをつくり、潅漑事業を成功させ、農業に革命を起こした日本人・八田與一のことも出てくる。
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