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2014年12月17日 (水)

鎌田實の一日一冊(223)

「兜割源三郎 玄冶店密命始末」(好村兼一著、講談社文庫、745円)

今はやりの書き下ろし文庫である。
人を殺さないための、兜割という剣を使う侍が主人公。
春日八郎の大ヒット曲のお富さんが出てきたり、江戸時代の庶民の姿がいきいきと描かれている。

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著者は、フランス在住で、剣道八段の腕前。
自ら鍛え、剣の道をまっしぐらに進みながら、小説を書き続けている。
主人公・源三郎は相手の命を奪わずに制圧する新しいヒーロー。
好村兼一の大ヒットシリーズになるかもしれない、そんな予感のする作品である。

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