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2014年12月31日 (水)

やせる思いの一年

26日昼の便で日本を出発。
イスタンブール経由で、ヨルダンのアンマンに入る。
ヨルダンには、シリアから約150万人の難民が押し寄せている。
JIM-NETでは、シリア難民やイラクの子どもたちのために、「希望の足プロジェクト」を展開しているが、今後の方針を考えるために、
実際にぼくもザータリーキャンプを訪ねることにしたのだ。
出発直前の24日、過激派組織「イスラム国」が戦闘機を撃墜し、パイロットの身柄を拘束したというニュースが入ってきた。
拘束されたのは、ヨルダン軍の空軍兵士だという。
ヨルダンも有志連合の一員として「イスラム国」に対抗している。
北イラクのアルビルは、最も激しい空爆が行われている。
今ごろは、ヨルダンから、アルビルに入っている予定だ。
アルビルにも、「イスラム国」から追われ、難民となった人がたくさんいる。
イラク人のキリスト教徒が集まっている町や、クルド人がドホークの難民キャンプに集まってきている。

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世界は混沌としている。

イラク戦争をきっかけに、とんでもない過激派集団を生み出してしまった。
「イスラム国」は、捕えた兵士たちを大量処刑している。
住民を恐怖で支配し、女性を性奴隷にもしている。
とにかく、難民となって困難のなかにいる人たちに、数少ない手を差し伸べたいと思う。
2014年は、国内外のことを考えて、やせるような思いで1年を過ごした。
実際に、3.5キロ体重が減った。
ウエストも2.5センチ細くなった。
日本では、集団的自衛権や秘密保護法、原発の再稼働など、
次々に吹いてくる風を受けながら、この国と世界の平和に、やせるような思いでいる。
単純に解決できないことばかりだが、希望は持ち続けていく
来年こそ、いい年になることを祈っている。
一年間、ブログを見ていただき、ありがとうございます。
みなさんにとって、2015年がよいお年でありますように。
 
--イラクのアルビルの難民キャンプから愛を込めて。

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