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2015年1月10日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(192)

「サン・オブ・ゴッド」

イエス・キリストの誕生から復活までを描いた歴史スペクタクル。
イエスが生まれ、次々と奇跡を起こし、たくさんの弟子たちが集まる。
その力は、やがて、大きなものとなり、時の権力ローマ帝国やユダヤ教の司祭たちから怖れらるようになっていく。
イエスは、同胞のユダヤ人から嫌われている徴税人マタイを許したり、
誨淫の罪を犯したマグダラのマリアを、信者の列に加える。
親鸞の「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」を思い出す。
そんなイエスを民衆は支持し、時の権力者や宗教者は怖れていく。
ついにイエスは磔にされる。

Photo_2

宗教映画にはあまり興味がないぼくも、引き込まれて見た。
イエスの役をしたディオゴ・モルガドがいい空気を出している。
この男の笑顔や、苦しみに耐える顔を見るだけでも一見の価値はある。

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