テロの道具
ナイジェリアでは、ボコ・ハラムが関与するといわれる自爆テロが相次いでいる。
1月10日、北東部の市場で、19人が死亡。そのほか多数のけが人がでている。
犯行は、10歳前後の少女らしい。
少女の体に爆弾を巻きつけ、遠隔操作したようだ。
その翌日も、別の市場で爆発があり、少なくとも3人が犠牲になった。
それも、報道によってばらつきはあるが、10代、20代の若い女性の犯行だとされている。
どうも誘拐された少女たちが強制されている可能性がある。
多くの犠牲者を出す無差別テロは許してはいけないが、
テロの道具にされる少女を思うと、なんとも切ない。
ボコ・ハラムは1月3日に軍隊のある町を襲撃。
2000人以上殺したとも言われている。
ルーマニアで拘束されたという。
兵士の妻になることを志願しているらしい。
自分探しの旅にしては、リスクが大きすぎる。
過激化する「イスラム国」やイスラム原理主義者たち。
彼らは寛容さを身に着けて成熟しないといけないと同時に、
我々も寛容でありつづけることが問われているような気がする。
彼らの過激さに対して、我々がヒステリックになればなるほど、さらに激しいテロの応酬になるだろう。
今必要なのは、違いを認め合うこと、そして、暴力を使わないことである。
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