骨が折れる話
連休中、福島の絆診療所のスタッフにリフレッシュしてもらいたいと、蓼科のスキーに招待した。
みんなで楽しく写真撮影した直後に、なんと!
主催者のぼくのスキー板が2枚はずれ、空中に飛ばされて、左肩から墜落。
左肩を骨折してしまった。
左から絆診療所の遠藤先生、管理栄養士の鶴島さん、鎌田、JCFの神谷さん、撮影者は元JCFのジンさん。楽しいスキーだったのだが・・・
諏訪中央病院の整形外科で診てもらうと、
左肩の3か所が骨折。
骨頭部が下へ向いてしまっている。
1か月は固定が必要。
全治3か月という。
4月にはどうしてもイラクの難民キャンプに診療に行かなければいけないので、
早く治さなければならない。
胸も痛み、どうも右胸の肋骨の骨折もありそうだが、気にしていてもしかたない。
主治医からは手術をすすめられたが、できるだけ手術をしない方向で経過を見ていくことにした。
多少、腕が上がりにくくなってもかまわないと思っている。
骨頭部の血液循環が悪くなり、骨頭壊死が起こった場合、手術で人工骨頭を置くことになるが、
そのときはそのときだ。
主治医も、自分流の生き方や年齢を考え、手術をしないのも一つの選択ですねと言ってくれた。
ありがたい言葉だ。
体が思うように動かせないなかで、
命とか、生きる意味とかいろんなことを考える。
いろいろ考えた末、生きていることが大事という大前提にまた戻る。
「生きている」という前提があってこそ、人生の意味を問える。
左肩を固定しながらだが、できるだけスケジュール通りにやろうと思っているが、
本日14日のテレビ出演はさすがに代わってもらった。
14日夜10時から、NHKBS1「国際報道2015」にはJIM-NET事務局長の佐藤真紀さんに代わってもらった。
年末年始、イラクとヨルダンの難民キャンプを訪ねたときの様子が映る。
番組をぜひご覧ください。
17日は、今のところ、神戸に行く予定。
NHK総合テレビの「阪神・淡路大震災20年」(午前10.05~11.45)に出演する。
震災20年、今も抱えるいろんな問題について語ろうと思っている。
18日は、チョコ募金2015イベント「いのちの花 イラク、福島、シリアをつなぐ朗読と音楽のつどい」にも予定通り出席する。
http://jim-net.org/blog/event/2015/01/post-17.php
http://jim-net.org/blog/event/2015/01/post-17.php
満身創痍の鎌田の朗読や講演を、ぜひ聴きに来てください。
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