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2015年2月24日 (火)

ISのある世界を考える⑦

なぜ、過激派組織「イスラム国」がこれほど暴力をするのか、考え続けている。
人間のなかには邪悪な心があることはよくわかっている。
600万人が犠牲になったといわれるナチスによるユダヤ人大量虐殺は例にあげるまでもない。
人間は、血塗られた歴史を歩んできた。
1991年のクロアチアの独立をきっかけに、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発。
セルビア人とボシュニャク人、クロアチア人がが混在していた国内では独立をめぐって武力衝突が続いた。
なかでも、セルビア人勢力によるスレブレニツァの虐殺では、ボシュニャク人の絶滅を期して男性8000人以上が殺され、
多くの女性がレイプされた。
国内では20万人の死亡者、難民・避難民が200万人を生じたという。
アフリカのルワンダの紛争も、ジェノサイドが行われた。
ツチ族とフツ族の対立で、50万人のツチ族が殺されたのではないかといわれる。
もともと植民地政策で、ベルギーが少数民族のツチ族を大事にしていたが、ツチ族が独立しようとしたとき、
ベルギーは方向転換し、フツ族を後押し。
権力を握ったフツ族は今までの仕返しをはじめた。
メディアを使ってアジテーションを行い、全土で虐殺とレイプが行われたという。
25~50万人の女性がレイプの被害に遭ったとされる。
人間はこういう動物である。
破壊力をコントロールできない。
「イスラム国」のような存在がなぜ生まれたのか、
「イスラム国」とは何か、「イスラム国」を生み出す人間の心とは何か。
そんなことを考えて、3月中旬に緊急出版する本を作製中である。

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