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2015年2月11日 (水)

後藤さんの死を悼む(3)

後藤さんは、2010年12月2日にこんなツイートをしている。
「取材現場に涙はいらない。ただありのままを克明に記録し、
人の愚かさや醜さ、理不尽さ、悲哀、命の危機を伝えることが使命だ。
でも、つらいものはつらい。胸が締め付けられる。
声に出して自分に言い聞かせないとやっていられない」

後藤さんがどんな思いでアラブの地に立ったのかわかる。
アラブは貧しいのである。
イスラム原理主義という日本人にはわかりにくい、厳しい生き方をしないと、
心を支えられないのではないか。

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もともとサウジアラビアを中心にした湾岸の国では、
イスラムの教えにできるだけ忠実に生きようとするふつうのアラブ人たちが多いという。
イスラム教には、許しや喜捨を大事にする教えがある。

過激な原理主義を失くしていくには、この地域の貧困に目を向けなければいけない。
そして、子どもたちに教育のチャンスを与え、
その教育を通して、世界にはいろんな生き方があり、お互いに多様性を認め合うことが大事だということを学ぶ必要がある。

後藤さんの思いのバトンを受け継いで、
これからも、貧しい人たち、難民キャンプを歩き続けようと思う。
イスラム原理主義者も同じ人間。
いつかわかるときが来る。

憎しみには愛を。
憎しみに憎しみを返すことがないように、自分にも言い聞かせている。
憎しみには愛を!

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