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2015年3月15日 (日)

総合医の重要性

沖縄の研修医制度は、日本でも先頭を走るくらい進んでいる。
研修病院には、日本中の志の高い医学生たちが集まり、初期研修を受けている。
いま日本の医療を考えるなかで、いかに優秀な総合診療医を育てるかということが重要だとぼくは考えている。
総合診療医は、鬼に金棒。
50床くらい小さな病院ならば、総合医が半数くらいいるといい。
もっと大きな、高度医療をしている病院でも、10%くらいいると医療がやさしくなる。
たとえば、高齢で心筋梗塞を起こしたが、糖尿病もあり、腎臓も肝臓の機能も悪いという患者さんなどは、
総合医が主治医になるほうがいい。
カテーテルの治療のときだけ循環器のドクターに相談したり、
糖尿病の治療が難しいときだけ糖尿病の専門医にアシストしてもらいながら、全体は総合医が診る。

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そうすることで、高齢者に多いせん妄やほかの病気を起こすのを防ぐことができ、精神的なサポートもできるようになる。
優秀な総合診療医は、在宅ケアや緩和医療に興味をもち、なおかつ過剰診療をしない。
総コレステロールが220を超したからといって、すぐに薬を出したりしない。
生活指導が丁寧である。
超高齢社会にも対応しながら、膨れ上がる医療費の抑制にもつながる。
こうした役割をもつ総合診療医の重要性に、もっと気づくべきだと思う。
医療界ももっと総合医をリスペクトすべきだし、患者さんも専門医ではないと信用しないというはおかしい。
沖縄で、総合医を広げて、市民の安心にこたえる会があった。
以上のような総合医の重要性についてボランティアで講演。
その後、ゴーヤちゃんぷるとソーキそばを食べて、とんぼ返り。
でも、満足の沖縄だった。

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