ISのある世界を考える(21)
5年後、東京オリンピック・パラリンピックが開催される。
世界中からたくさんの人たちに来てもらわなければならない。
どんなにテロ対策を講じて、水際の警戒レベルを上げたとしても、
完璧に防御する方法はないと考えたほうがいい。
東京オリンピック・パラリンピックを無事に終わらせるためには、
日本が非軍事で、すべての戦争に加担していないという旗色を明確に示すことが大事だろう。
そして、人道支援を世界の先頭を走ってやり続けることだ。
アラブへ行くのが怖いと考えてのこの行動は軽率である。
観光立国を目指し、オリンピック・パラリンピックを成功せさようとするならば、
アラブや、16億人のイスラム教徒たちが日本に来てくれることが大事なのである。
◇
『「イスラム国」よ』(河出書房新社)にそのことを書いた。
この本を4冊も買ってくれた関西の女性から手紙が来た。
感動したので、いろんな人に勧めてくれているという。
関西の紀伊国屋で立ち読みしている人に話しかけると、高野山でのぼくの講演を聞いてくれた人で、買おうか迷っていると答えたという。
この本は、印税がISにより日常を奪われた子どもたちの支援のために使われるので、「ぜひ、買って」と勧めてくれたとか。
さらに、『1%の力』(河出書房新社)も同様に印税が人道支援のために使われるので、合わせて勧めたら、
二冊とも買って行かれたとか(笑)。
ありがたいことだ。
こうした読者がいるおかげで、『「イスラム国」よ』はもうすぐ増刷の可能性が出てきた。
今後とも、応援をよろしくお願いします。
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