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2015年4月13日 (月)

ISのある世界を考える⑳

アルビルのスタッフから連絡があった。
ISのメンバー10人が、アルビルへの侵入を企てたとして、クルド情報部に逮捕されたという。
ISは、バルダーシュというアルビルとモスルの中間に位置する地域の軍事訓練施設に入り、
軍事作戦をかく乱する目的があったようだ。

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現在、アルビルではモスル奪還のために、1万人が軍事訓練を受けている。
ティクリートは、形の上ではイラク政府軍が奪還したことになっているが、
ティクリートに潜伏するISとの泥沼の戦いはまだまだ続くと思う。
シーア派最高権威のシスターニ師は、シーア派の軍隊が過剰防衛でスンニ派に危害を加えないようにと発言をしている。
シーア派にも、スンニ派にも、大人の対応が求められる。
                    ◇
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