ISのある世界を考える⑱
ISから大部分を奪還したイラクのティクリート。
だが、シーア派のイランの息のかかった民兵が活躍していることは、禍根を残すだろう。
この後、モスルの戦いが行われると、
おそらくISは、徹底的にダメージを受ける前にシリアに脱出するだろう。
シリアに脱出したISを完全に駆逐するのは難しい。
ここでも、シーア派とスンニ派の血で血を洗う戦いになってきた。
スンニ派のサウジアラビアが隣にある。
シーア派のフーシ派が実効支配をはじめ、それに対して、スンニ派のISが自爆テロを行ったりしている。
アメリカ軍も撤退した。
イエメンは内戦状態に入る。
これではISの思うつぼである。
リビアも、イエメンも、そしてボコ・ハラムのいるナイジェリアも、
シリアと同じような内戦状態になり、それぞれがISへの忠誠を宣言している。
いよいよ世界は大変な状況に入ってきた。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- オンラインイベント開催中!(2023.03.19)
- ウクライナを想う(64)(2023.03.08)
- ウクライナを想う(63)(2023.02.28)
- ウクライナを想う(62)(2023.02.27)
- チョコ募金・受付終了!(2023.02.14)