ISのある世界を考える(24)
ティクリットはISから奪還したものの、その周りではISとイラク政府軍やシーア派民兵との戦いは激烈になっている。
特にラマディはひどい。
ラマディはアンバール県の県庁所在地で、バグダッドに近く、スンニ派の住人が多い。
そこがISに制圧され、県庁庁舎にはISの黒い旗が掲げられたという。
そのため、13万人が避難民となり、バグダッド近郊に押し寄せている。
ラマディから逃げた人たちは、バグダッドで「ISの仲間ではないか」と疑われ、差別されている。
ラマディから逃げた人たちは、バグダッドで「ISの仲間ではないか」と疑われ、差別されている。
恐怖のために、お互いを敵視するようになっているのだ。
この構造を変えないかぎり、ISの思うがままになってしまう。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 世界はどこへ行くのか(4)(2024.12.05)
- 世界はどこへ行くのか(3)(2024.12.04)
- 世界はどこへ行くのか(2)(2024.12.02)
- 世界はどこへ行くのか(1)(2024.12.01)
- ウクライナを想う(93)(2024.09.24)