ISのある世界を考える(27)
ISがバルミラ遺跡を制圧したという。
イラク政府軍は、アサド政府軍を守るために軍備を西側に集中させている。
東側が手薄ということをよく承知のうえで、弱いところをついてきている。
ぼくは3度、訪ねたことがある。
イラクとシリアの間にあるノーマンズランドで健康診断したり、
ユニセフから頼まれ、イラクのドクターやナースともに子どもたちの予防接種活動をしてきた。
その当時、まだイラクはテロが多発しており、夜は危険ということで、
予防接種が終わるとすぐに、当時安全だったシリアへと抜け出した。
ヨルダンまでは帰りきれず、途中のパルミラ遺跡の近くで一泊したりした。
今はISに制圧されているデリゾールなどにも一泊した。
ティグリスとユーフラテスが流れる古い都である。
すばらしい遺跡が、ISの非道な行為で破壊さるれるのはおそろしい。
人類の宝物である。
こんな遺跡はそうはない。
ISの暴挙を何とか食い止めたいものだ。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- イラク戦争を振り返る15年展(2018.02.07)
- モスルの病院再建にご支援を(2017.04.16)
- 聴診器でテロと闘う(75)(2017.03.29)
- カマタの怒り(35)(2017.03.22)
- カマタの怒り(34)(2017.03.21)