音楽家たちの思い
中学3年生の教科書「中学生の道徳」(学研)に、鎌田實のエッセイ「命の力のおすそけ」が載っている。
東京芸大名誉教授、音楽家の畑中良輔さんや、指揮者の若杉弘さん。
お二人とも亡くなられたが、
生前、病院でコンサートを開き、患者さんたちの心を支えてくれた。
「出演料は、地元のボランティアがつくってくれた無農薬野菜です」というぼくの言葉を受けて、
「青野菜コンサート」という名前がついた。
「今も沖縄の人は戦争の傷跡のなかで生活していています。次は平和を祈って歌います」
と、楽曲に託した平和の思い。
すばらしい音楽家たちの、「二度と戦争をしてはいけない」という思いを書いたエッセイだ。
命の大切さ、そして、戦争をしない国であることの意味を、
子どもたちに考えてもらえたらうれしい。
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