« 人間の心はやっかいだ⑥ | トップページ | 聴診器でテロと闘う(19) »

2015年6月10日 (水)

聴診器でテロと闘う(18)

今年1月、4月と次いで、この6月、イラクの難民キャンプを訪ねた。
重症の病気の人を病院まで連れていき、治療費を負担しているJIM-NETは、
とても信頼されるようになった。

1506091fullsizerender

北イラクのドホークでのこと。
35歳のラシーマさんと4歳のハセイン君に会った。
シリアのラッカにあるISの収容所から逃げてきたという。
一緒に捕まっていた15歳と14歳の女の子、12歳の男の子は安否の確認ができていない。
もしかしたら男の子はISの戦闘員にさせれ、女の子は奴隷として売られていった可能性もある。
2人はラッカからトルコへ、トルコからドホークへ、この日、ようやく帰ってこれた。
病院へ連れて行き、全身の健康チェックをすることになった。

|

« 人間の心はやっかいだ⑥ | トップページ | 聴診器でテロと闘う(19) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事