聴診器でテロと闘う(22)
マルチシモーネ診療所にいるぼくたちを、男の子が訪ねてきた。
これまでぼくたちはモスルの小児病院に薬を送ってきたが、その薬で白血病が治った男の子がお礼のあいさつに来たのだ。
今、ぼくたちは難民キャンプなどで支援活動をしているが、それ以前からのつながりに助けられることが多い。
アルビルのJIM-NETの事務所に、ファルージャから来た肉腫の男の子が一時、間借りしていた。
夜中に激痛に襲われ、暴れ苦しんだ。
すると、深夜にもかかわらず、ドクター・バッサムが駆け付け、痛み止めを打ってくれた。
JIM-NETが送った薬でよくなった経緯がある。
テロの危険があるなかで、こういう関係にぼくたちは助けてもらっている。
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