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2015年6月 7日 (日)

人間の心はやっかいだ④

1965年、インドネシアでは軍事クーデターが起き、政情不安定のなかで「共産党員狩り」が起きた。
共産主義者により自分たちの国がのっとられると思いこまされた人々が、
ほんの少しクレームを言った人を「共産主義者」とレッテルを貼り、約100万人を虐殺した。

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この大虐殺は、オッペンハイマー監督の「アクト・オブ・キリング」「ルック・オブ・サイレンス」というドキュメンター映画でも知られる。
「アクト・オブ・キリング」は加害者側からとらえ、「ルック・オブ・サイレンス」は被害者側からとらえた。
映画の中で、虐殺をした幹部は「私にも上官がいて命令に従っただけだ」と言い、
加害行為をした農民も「イカれないために犠牲者の血を飲んだ」と悪びれない。
どこかで「良心」が沈黙させられてしまっている。
家族を殺された人たちも、加害者たちも、今も同じ村に住んでいる。
デマやうわさに人間は弱い。
人間は、ある空気を読み、どんなことでもしてしまうことがある。
だからこそ、空気がよどんできたときには、窓を開けて空気を入れ替える勇気をもつことが大切だ。
それが、自分も残虐な加害者にならないために必要なことだと思う。

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