人間の心はやっかいだ①
名古屋で77歳の女性が殺害された。
殺害の仕方は、残虐である。
頭を斧で殴り、マフラーで首を絞めている。
殺人容疑で逮捕された女子学生(19)はかつて、中学の同級生や高校の隣に座る男子生徒にタリウムを飲ませたと供述している。
少年はタリウムの後遺症で、視力が極端に低下してしまった。
1997年の神戸連続児童殺傷事件は記憶に新しい。
犯人は「酒鬼薔薇」を名乗り、被害者の少年の頭部を切り取って中学校の正門前に置いた。
人間の心のなかには、大なり小なり獣がいる。
自ら生命体として生き延びるために、ぼくたちの祖先は闘ってきた。
その闘うという感覚が、妙な形で残っているのかもしれない。
人間は、信じられないほどやさしく、自分以外の人のために何かをすることができる反面、
残虐な行為を働く。
突然、心の中の獣が暴れるのである。
人間の心の闇に光を入れ、
周囲の人たちを傷つけず、本人の人生も台無しにしないようにするためには、
どうしたらいいのか考えている。
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