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2015年7月 9日 (木)

ホスピスで焼き肉会

諏訪中央病院の緩和ケア病棟は増床し、新たに畳の部屋ができたり、ベランダが広くなった。
おしゃべりしながらお茶を飲んだり、夜お酒が好きな人がいるときは飲み会になったりする。そんな病院らしからぬ場が広がった。
7、8年前から焼き肉会もしている。

1507013fullsizerender ホスピスのベランダで肉を焼く

きっかけは、若い乳がんの患者さんの「たまには焼き肉が食べたい」という言葉だった。

この言葉を聞いた看護師はすぐに栄養課と相談。
ベランダで火をおこして、肉を焼いて食べてもらおうと盛り上がった。
その患者さんはやさしい人で、自分だけで食べるのは申し訳ないということで、
患者さんや家族と一緒に焼き肉を食べた。
これが好評で、毎年のように焼き肉かいが開かれるようになったのだ。

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1507012fullsizerender 諏訪中央病院ホスピス恒例の焼き肉会

今年の焼き肉会も、焼き肉や焼きそば、旬のトウモロコシ、地元のトマト、レタスなどおいしいものが山盛り並んだ。
ボランティアや非番の看護師も出てき、調理師まで地下から上がってきて応援してくれた。
諏訪のKさんは
「やっぱり諏訪中央病院はすごいな、こんなことまで患者さんにしてくれるのか」と驚き、
「泣きそうになるくらいうれしかった」と話した。

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