ほろ酔い勉強会
「健康な地域づくり」というテーマで、在宅ケアを精力的に行っている奥先生と鎌田が今年度のほろ酔い勉強会のスタートを切った。
健康で長生きするには、自分だけがいいと思わずに、全体の健康度を上げることが大事だ。
長野県はまさにその地域力で健康日本一になった。
古い食文化を守ろうとしたことも大きい。
寒天やエゴマ、くるみ、高野豆腐や粉豆腐など、古い食文化を取り入れ、
その上で減塩運動や野菜摂取量を増やしたことで一気に長寿王国になった。
在宅ケアも、施設は上手に使うが、できるだけ自宅や地域で過ごす時間を長くしながら、
家族の介護負担を軽くするようサポートするシステムをつくってきた。
諏訪中央病院に併設されている介護老人保健施設やすらぎの丘は在宅復帰率がショートステイを入れると90%近くなる。
日本でもダントツに高い在宅復帰率だ。
これは地域の人たちが在宅ケアの大事さをわかっているからだ。
そして、介護する家族を見放さず、サポートしつづける信頼のシステムあっての結果だと思う。
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