映画館通い
今、映画館に足繁く通っている。
映画が好きで、高校時代は映画に浸っていた。
自己流に映画のシナリオを書いていたときもある。
医者になるか、映画監督になるか、迷ったときもあった。
先日、精神科医で作詞家の北山修さんとメシを食ったとき、
「二足のわらじは難しいが、まだ作詞ならばやれると思い、頼まれるとやっていた」と言っていた。
そのとき、北山さんと同じ京都府立医科大学を出ている大森一樹監督の話題になった。
大森監督の談によると、映画は長期間、没頭することになるので医者との両立は無理だとのこと。
たしかにそうだと思う。
ぼくの好みは、地味な単館モノで、その中からいいものを探すのが楽しい。
しかし、今はそんなこだわりを捨てて、超大作も見ている。
トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」とスピルバーグの「ジュラシック・ワールド」。
以前、コマ劇場があった新宿のシネコンに見に行くと、360度ドルビーで、恐竜の足音が後ろのほうから迫ってきて、
映画がとんでもなく変わっていることに驚いた。
ちょっと気になるのは、いま映画館を満員にしている「東京無国籍少女」や「進撃の巨人」「ジュラシック・ワールド」「ミッション・インポッシブル」などは、どれも戦う映画ということ。
戦う本能を鼓舞される気持ちよさはあるが、
現実世界では、戦わないことの大切さをじっと考えたい。
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