鎌田劇場へようこそ!(227)
「ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」
ロバート・アルトマンは、映画監督。
「マッシュ」を45歳でつくり、大ヒットさせた。
カンヌ映画祭で最高賞も取った。
常に社会的な視点を忘れない。
権力と闘う。
そして、ありきたりな規範に逆らう。
ドキュメンタリー映画である。
大スターや映画人たちの、アルトマンに対する証言がおもしろい。
ブルース・ウィリスは「くたばれハリウッド」。
大きな仕事が来ても、自分の好みと合わなければ断ったり、
勝手な作品をつくり、プロデューサーと反目したりしている。
ちなみに、ジュリアン・ムーアは、アルトマン作品ではないが、「ことの終わり」が素晴らしかった。
アルトマン自身は、こんなふうに述べている。
「私は何も変わらない。同じことをやり続けるだけ」
「自分のやる仕事と人々の考えがうまく一致すれば成功する。
失敗して過去の人と言われてもまた始める。
私はまっすぐに進むだけだ。
ほかの人はぶれるけど」
今、ぼくは生き方に悩んでいる。
だれよりも自由に生きてきたと思ってきてが、それほど自由に生きていないということに気が付いた。
自由に生きるとは、どういうことか考え続けている。
その意味でも、この映画はとても刺激的である。
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