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2015年9月29日 (火)

手紙

数年前、講演で高知を訪ねたとき、講演の後のサイン会で、一人の女性から手紙をもらった。
大親友が諏訪中央病院に入院しているという。
それだけの手紙であった。
この人が手紙を書いた目的は、そこには書かれてはいない。
しかし、入院している大親友に、思いを伝えてほしいのではないかと感じた。
ぼくは、諏訪中央病院に戻り、大親友という人の病室を訪ねた。

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この夏、また高知に講演をしに行った。
すると、同じ方から再び手紙をもらった。
そこには、入院していた大親友から「鎌田先生が病室に来てくださったのよ」と弾む声で電話があったこと、その友人は四国の病院に転院後、亡くなったこと、今でも大親友の弾む声が忘れられないこと、などが書かれていた。
ぼくがしたのは、病室を訪ね、高知であなたのことを思っている人に会ったよと伝えただけだったが、手紙の女性の思いはしっかりと入院中の女性に届いたようだ。
手紙の女性は、当時、ぼくが送った「友人を訪ねました」という葉書も、大切にしているという。
そして、今はJIM-NETのサポーターとして応援してくれている。

一人でも多くの人に役に立つ人間でありたいと思っている。
十分かどうか自信はないが、「だれかのために」と思い続けていこうと思っている。

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