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2015年9月23日 (水)

メタボ健診のシステム不備

メタボ健診のシステムに不備があった。
これは、厚生労働省が27億9000万円かけたシステム。
メタボ健診後、保健指導などで医療費がどのように変化するかなど、
ビッグデータでみることができる、と期待されていた。
しかし、健診データの打ち込みと、病気で受診したレセプトの打ち込みで、
全角や半角がばらばらに使われ、実際に突き合せができたのは2割程度だという。
改修に2億円かかるというから、ばかな話である。

1507141fullsizerender 諏訪中央病院の庭

もともとメタボ健診そのものに懐疑的な医師たちが多い。
ぼくもその一人。
ちょい太でも健康な人はいっぱいいる。
メタボ健診に大きな労力と時間をかけるよりも、地域包括ケアでやってきた健診で十分である。
むしろ腹囲だけで判断するやり方は、病気の人を見落としてしまう可能性がある。
そのメタボ健診が有効かどうかを見るためにも、ビッグデータの解析は重要なものだったのに、なんともお粗末だ。
安倍さんは、安保法制を通すことだけに力を尽してきたが、
経済や医療、介護などやるべきことは山積している。
本当に国民の生命を守るというなら、医療など社会保障こそ力を入れてもらいたい。

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