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2015年9月16日 (水)

おもしろい人

絵本「100万回生きたねこ」の佐野洋子は、本当におもしろい人だ。
谷川俊太郎と50代で結婚し、6年ほど生活。
谷川俊太郎に言わせると「理由に言わずに突然、出て行ってしまった」そうだ。
離婚した後も、谷川の軽井沢の別荘の隣に、もっと立派な別荘を建てた。
なんで隣に建てたのだろうね、といまだにわからないらしい。
イギリスの名車ジャガーをぽんと買ってしまったりもした。

100

一人息子には「人間としてはまあまあだけれど、母親としてはみっともない」と言われている。
息子への期待のかけ具合のバランスが、どうもうまくいかなかったみたいだ。
自分はいい母親になりたかったが、無理をしていたことに後で気づいたという。
「覚えていない」「ふつうがえらい」などたくさんのエッセイも残しているが、
視点が斬新だ。

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