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2015年10月18日 (日)

鎌田實の一日一冊(252)

「嫌老社会を超えて」(五木寛之著、中央公論新社)
百歳を過ぎたら選挙権は返上する。
資産をもつ老人は年金を返上する。
若者には16歳から選挙権を与えて、政治は若者に任せる。
「嫌老社会」を超えて、自立した老人による「賢老社会」をつくろうと五木さんは言う。

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高齢者自身が高齢者産業にかかわり、画期的な老眼鏡や入れ歯などを作ったり、
日本を老人カルチャーのメッカにしようなどとユニークな提案をする。
「心肺停止」ではなく、「心配停止」社会をつくろうともいっている。
現代は、「搾取する老人」と「搾り取られる若者」の対立であるとし、
老人駆除ではない何か新しいスタイルを考えようとしている。
個人的にはタイトルがいまいち好きになれないが、
とてもおもしろい内容だった。

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