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2015年11月14日 (土)

1日5000万円

原子力規制委員会は、高速増殖炉もんじゅを管理・運転する能力が日本原子力研究開発機構にはないと断じた。
1995年のナトリウム漏れ事故から20年間、まったく何の役にも立っていない。
もんじゅは、制止したままだが保安管理がやっかいで、点検漏れが相次いでいる。
維持管理と安全対策だけで一日5000万円かかる。
年間200億円。
バカみたいな話だ。
今までだって1兆円も投じられている。

1510215


核燃料サイクルをしないと、原爆の材料になるプルトニウムが余り過ぎてしまう。
形だけでも、核サイクル事業が動いているカッコにしないとおさまりがつかない。
世界のどこも高速増殖炉に期待していないのに。
無駄なお金を使うべきではない。
結局、核廃棄物はいまだに永久処理する場所を決められない。
それなのに、各地の原発では再稼働の動きを示している。
次の世代に負担を押し付けるのは卑怯である。
安易に多くの電気を消費するために、処理できないものを残すのは上品な生き方とは言えない。
とりあえずやれるところからやらなくてはいけない。
1000兆円の借金をしている日本は、もんじゅというわけのわからないものにお金をつぎこんでいる場合ではないはずなのだが。

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