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2015年11月 6日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(244)

「ハッピーエンドの選び方」
はちゃめちゃな個性豊かな老人たちが友情、愛、家族、命について考えながら、
あくまで自分らしい生と死を実行しようとする。
おもしろい映画だ。
裸で朝食に出てきた認知症の友人を守るために、みんなで裸になってワインを飲む。
人間っていいなと思わせてくれる。

Poster2_4

死を望む友人のために、安楽死の装置もつくる。
だが、こんなに簡単に安楽死ができてしまうというのは、まずい。
仲間同士の関係にも、亀裂が生じる。
もっと透明性を高め、他者がかかわるような形での安楽死のシステムを考えなければいけないのだが、
その前段階で人間の生と死はどうあるべきかを考えるにはとてもいい映画だ。
絶望や悲惨な状況を乗りえるユーモアをもっている人々がいるというのは、とてもうれしくなる。
人間と人間の関係が上手に描かれている。
いい映画だ。

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