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2015年11月12日 (木)

鎌田劇場へようこそ!(247)

「ジョン・ウィック」「アンジェリカの微笑み」
福岡のシネコンで「ジョン・ウィック」を見た。
キアヌ・リーブスがかっこいい。
美しい姿で、これでもかと暴れまくる。
激しい音が迫力ある。
映画はここまで来たんだなと感じさせてくれた。

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ホテルに戻り、ポルトガルの大監督マノエラ・ド・オリヴェイラの「アンジェリカの微笑み」のDVDを見た。
名作である。
12月上旬、ロードショーが始まる。
写真好きの青年が夭折した女性の写真を頼まれる。
死んでいるはずなのにほほえんでいるように見える。
そこから生と死、現実と幻想、ミステリアスな世界に運ばれていく。

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この映画を作ったとき、監督は101歳。
実にみずみずしい感性だ。
彼の自由さに観客がどれほど追い付いていけるだろうか。
「だから我々は不確かさとともにあるんだ」とオリヴェイラ。
映画のなかの奇妙なことや、不確かなことに彼はこだわっている。
これが人生だ、とでも言うように。
オリヴェイラは今年4月に106歳で亡くなったが、直前まで短編映画をつくっていた。
大迫力の画面で暴れまくる「ジョン・ウィック」もいいが、
やっぱりぼくが好きなのは「アンジェリカの微笑み」のほう。
上品で、考えさせてくれるような作品が好きだ。

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