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2015年11月26日 (木)

空爆の下には人間がいる

とんでもないことが起きた。
トルコ軍がロシアの爆撃機を「領空侵犯」で撃墜した。
ロシアはISを叩くといいながら、アサドを守るために反アサドはすべて叩く。
ロシアは、シリアのアサドを応援することで、地中海に安全な軍艦の基地を手に入れることができる。
現在、空軍の基地をシリア内に確保されている。
それに対して、トルコはアサド政権が嫌い。
トルコはISに対して空爆を開始したが、IS以外の反アサド勢力には加担したい。
この立場の違いが、「領空侵犯」という理由で撃墜につなかった。

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プーチンは自国での立場をさらに強めるために、強い姿勢をとる。
そういう男だ。
これからやっかいなことが起こるだろう。
アメリカも、フランスも、アサド政権を許すことはできない。しかもISを叩きたい。
みんな考え方や未来予想図が違っているものの、争うように激しい空爆をはじめた。
しかし、空爆の下には、シリア国民がいることを忘れてはならない。
限定された地域ではあるが、過激派が勢力を確保している国が15もある。
空爆でISを叩いても、そこから逃れた人は15か国の過激派集団に紛れ込み、テロを拡散させていく。
今春、そのことを『「イスラム国」よ』(河出書房新社)に書いた。
いまこそ、この本を読んでもらいたいと思う。
空爆を激しく行えば行うど、世界は絶望に陥っていく。

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