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2015年12月29日 (火)

カマタの怒り15

政府は名目GDP600兆円を2020年までに達成しようとしている。
そのためには実質成長率を1.7%、名目成長率を3.1%上げなければいけない。
しかし、過去20年間の実質成長率は平均0.8%。
1.7%なんて雲の上の数字である。
3.1%を達成したことなんて、過去20年間一度もない。
しかも、2017年春には消費税を上げるのである。
一時的に経済は冷える。
そのなかでこんな目標を達成するなんて、逆立ちしてもできない。
日本はすでに成長経済ではなく、成熟経済に入っていることを認識する必要がある。
中国のように発展していた時期もあったが、成熟の時期に入ってしまった以上、
成長率1%を目指すような、実現可能な目標を設定すべきなのである。

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それを達成するには、お金を回転させること。
非正規雇用の人たちを正規雇用にしてそれなりの収入が得られるようになる。
すると、消費活動が活発になり、経済の好循環が生まれる。
一人ひとり人生設計もでき、さらに積極的な消費活動ができる。
それが、成熟した資本主義社会を生きざるを得ない日本のスタイルだと思う。
名目成長率3.1%などという下品な手品に騙されないようにしたいと思う。

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