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2015年12月 3日 (木)

終わりのはじまり?

レセプト債という奇妙奇天烈な債権を運用・発行していた関連ファンドが破綻しそうで、
計227億円が投資家に償還されない可能性が出てきたという。
レセプトとは診療報酬請求のこと。
医療機関は、診療した内容をレセプトにし、2か月後、診療報酬をもらえる。
だが、2か月待てない経営が厳しい医療機関では、ファンドに安くレセプトの権利を売る。
証券会社が投資家を集め、ファンドが取り仕切るという仕組みらしい。
しかし、病院の経営はどこも厳しいとはいうもののも、2か月後にお金をもらえる権利を売るだろうか。
このファンドは利回りが3%というから、利益を出すためには最低5%くらい必要。
医療の利益率は1~2%というところが多いので、5%で買い取ってもらうとすると、ますます赤字になってしまう。
ということを考えると、これは初めから詐欺だったのではないかと思えてくる。

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最近は、資本主義というものの、利回りがない。
こんな状態では本当に資本主義といえるのか。
利子のつかない資本主義なんて、考えられない。
文字通りの資本主義はすでに終わり、資本主義の余韻のなか、うそで塗り固めて無理やり資本主義の真似事をしているように思える。
資本主義の終焉は近いように思う。

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