中高生からの感想
先月、九州のある中高一貫校で講演した。
テーマは「生きているってすばらしい」。
その生徒たちの感想がすばらしかった。
「ぼくは中学に入学してから、本当にやりたいことや夢がみつけられていませんでした。
鎌田先生の講演を聞いて、本当にやりたいことを探していいのだと思いました。
満足できることをしたいと思いました」
別の生徒は「講演を聞いて、とても勇気づけられました。
私は一学期、思ったような成績がとれませんでした。
しかし、だれにもでも波があるという言葉で、たくさんのチャンスがあるから今からでもがんばってみようと思いました」
こんなふうに聞いてくれると、うれしくなる。
「人生は今の自分次第で、どんなふうにも変えられると思いました」という生徒もいた。
「講演を聞いて、少し自分に自信をもつことができたと思い、勉強はあまりしたくないと思っていた自分がはずかしくなりました」
「おもしろい人生を歩みたい。自分の変わった部分を生かすためにも」
こんな高校生がいてくれて、うれしくなった。
「いろんなことを成し遂げている方は、もともとIQが高く恵まれた環境にいる方だと思っていました。
(しかし、そうではないことがわかり)これからは努力や持続する力、判断力でおもしろい人生にしようと思います」
10代の若者たちが、真剣にぼくの話を聞き、それぞれの生き方について真剣に考えてくれている。
でも、その自問は、いくつになっても終わらない。
ぼく自身、本当にやりたいことがやれているか、ずっと考え続けている。
きっと一生涯、同じ問題を抱えていくのが人間なのだ。
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