« 鎌田劇場へようこそ!(251) | トップページ | 遺作に誓う »

2016年1月 6日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(252)

「ロイヤル・コンセルトヘボウ
オーケストラがやって来る」
ウイーン・フィルやベルリン・フィルとともに世界三大オーケストラといわれるロイヤル・コンセルトヘボウ。
125周年を記念して行ったワールドツアーのドキュメンタリー映画である。
すばらしい音楽が聞けるだけでなく、ドキュメンタリーなのにまるで物語のように進んでいく。
ドボルザークやシューベルトなどのクラシックだけでなく、タンゴなども演奏するがそれがまたいい。
コンサートの後、団員たちが居酒屋で話す内容がめちゃくちゃおもしろい。

Poster2_2

アフリカのツアーでは、子どもたちが誘拐やレイプなどが横行する現実に負けず、音楽をつづけているすごさが伝えられる。
その後で演奏されるショスタコービッチの交響曲10番と、マーラーの「復活」は、
音楽がどんなに人の人生を変える力をもつか伝わってくる。
すばらしい演奏は、まるで人類の物語を語るようだ。

|

« 鎌田劇場へようこそ!(251) | トップページ | 遺作に誓う »

映画・テレビ」カテゴリの記事