カマタの怒り(19)
選挙前のアメと、選挙後のムチ
政府は2018年度の介護報酬改定に向けた議論を開始している。
要介護1の軽度者向けのサービスの見直しが取り沙汰され、
住宅改修費用の全額自己負担化、福祉用具の自己負担化なども検討されているという。
現在の保険料は平均約5500円だが、これが2025年には8000円を超えると予測されている。
要介護3以上の人は現在224万人から、2060年には421万人に増加する。
このために保険料の負担を現在40歳以上から、20~30歳に引き下げる案も検討されている。
しかし、何と姑息なことに、決めるのは参院選後。
参院選前に3万円をバラマキ、その後、負担増が強烈にのしかかってくる。
現政権の最大の評価は、実質経済を改善してはないが株価を上げたことだろう。
株価を上げるために円安にした。
そのために参院選までは税金を使ってムチを入れるのだろう。
だが、そのムチのつけは選挙後、国民に向かう。
なんと日本の政治は骨がか細いことか。
もっと長いスパンで、骨太の政策を考えるべきである。
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